旅の備忘録

いつか自伝を書く時の為にメモ書き Twitter@tetsuzonshi

本当にあった怖い話(加害者)

私の怖い話レパートリーの中には、加害者になったパターンのもあります。

 

あれは確か二年前の夏、僕が東京→福岡のバイク旅行中に事故をして手を骨折。二週間ほど入院してた時の話です。

 

当時はまだ私も若く、ベーションマスターと呼ばれていた頃でしたので、片手骨折は、私のベーションクオリティを著しく下げ、私の精神を弱めるのには十分過ぎるほど強烈な効果がありました。

 

そして病院中に広がっている禁欲の雰囲気。

私は正直一週間で限界を迎えました。

 

そして、禁欲の果て、深夜1時頃、この世の真理に到達しました。

 

「あ、ナースってエッチだし、ナースにして貰えば良いじゃない」

 

かくして私の、エッチナースへのアピールが開始された訳であります。

まず、ここに居るぞ!!

ということを知らせるための咆哮。

もちろん、いつ来てもらってもすぐ始めれるためにトイレで叫びました。

 

この日は誰もくることがなく終了。

ですが私は退院するまでずっとコレを続けました。 

 

そう。継続は力なりという言葉を作ったのは何を隠そう、私なのですから。

 

ナースは一向に来てくれる気配はありませんでしたが、四日ほど続けた頃から変な噂を耳にするようになりました。

 

「夜、トイレから亡霊のうめき声が聞こえないか?」というおじさん同士の会話を耳にしたのです。

 

私は不安になりました。

えぇ、私幽霊と一緒のトイレでずっとギンギンにして咆哮しちゃってたのかよ…と。

幽霊に恥ずかしいところ見られちゃったなぁと。

ずっと幽霊に対して申し訳ない気持ちと、

でも本当に悪いのは俺じゃなくて、ナースじゃないか?という気持ちで頭が一杯になっていました。

 

 

そして、つい今し方気がついたのです。

あれ、もしかして俺の咆哮が幽霊だと勘違いされてただけじゃねぇ?と。

 

私はホッとしました。私のみっともない姿をみて苦悩する幽霊なんて居なかったんだ。

私は人(幽霊)に迷惑をかけていなかったんだ。と。

 

ベーションマスターとして、自分のベーションが人を不幸にするなんて、この上なく不名誉な事だからです。

皆さんは、恥じる事無いベーション人生を送れていますか?

ちゃんと胸張ってベーション出来ていますか?

 小中学生は遊ぶのが仕事、高校生は勉強するのが仕事、それ以降はベーションが仕事。

なんてのは昔から言われてはいますが

自分の仕事に誇りを持てないようでは、黒帯はまだまだ遠いですよ。

 

 

それではこれを持ちまして、私の祝辞と代えさせていただきます。

 

本日これまで