四国一周旅行 ~餓死 or die~ 初日徳島編
~ルール確認~
ルール①車中泊のみ。ホテルの使用は、これを固く禁止する
ルール②名産品もしくはその土地で穫れたもの以外の食物は、これを食べてはならない。
もしどうしてもお腹が空いた場合、激辛ペヤングで乗り切ってもらう
ルール③車の運転は150km毎にじゃんけんをし、下位二名が運転手と助手席を担当する。
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車中泊のみというルール①をキャンピングカー旅にするという荒技で解決し、上々のスタート。
初日に餓死する危険を避けるため、三重にて赤福を購入
餓死を避けるための行動だったが
逆に赤福死を遂げてしまうような甘さ。
もしかしたらこの赤福は我々の見通しの甘さを暗示していたのかもしれない。
無事、死ぬことなく赤福を平らげ和歌山の加太で釣りをし、食料を確保する事とした。
我々は無知故か、徳島の名物をすだち以外に知らないので
徳島で餓死する可能性はとても高い。
ここで釣れなきゃ初日は赤福と、すだちで乗り切る羽目になる。
…が、以外にも爆釣。
海に針が落ちた瞬間にはサバが二匹着いているという、
乙武洋匡と、ムーンウォーク対決して勝つのと同じくらい楽に約40匹の鯖を釣り上げる。
食えるか分からないくらい釣っちゃったな…
とりあえず焼くカァーナ。
そんで煮るカァーナ。
早速落ちていた椅子をコンロ台と認定し砂浜で調理。
めちゃくちゃにうまい塩焼き
そして鍋に、カーッとコバァァン!!
ぶち込む。味噌もぶち込んだ。
匂いは…そうだな…
Teen Spiritって感じだ。
全て平らげる。
釣った魚ほど美味いものはないね。
そして夜、気がついてしまう。
食べる物も無ければ、すでに釣りをする気力もない事を。
昨日の晩から660km超移動し、朝から釣りをしてる人間が夜に体力が残ってるはずもない。
さらに言うと、魚をたべたものの、白米を食べることが出来ないのが大きな敗因。
体力を回復しきれなかった。
各々残り少ない体力を振り絞り、文明の利器とにらめっこ
名物料理で腹に溜まる物を探す事だけに全神経を集中。
そして突然閃いた。
…“ご当地ラーメンを名物だと言い張ればなんとかなるのではないか??”と
ルールを決めた張本人である私が、ルールを軽く曲げたとしても、餓えた民が反対するはずもない。
気がついた時には食べてた。
しかも何だかめちゃくちゃ美味い。
天下一品のこってり具合を100としたときに
70くらいのこってりさのある徳島ラーメン。生卵が無料サービスだったりするのも特徴。
基本的には白米と一緒におかず感覚で食べるのが良いらしい。
温泉に入り
じゃんけんで負けた運転手が、事故る寸前まで高知に向かって走り続ける。
疲れと温泉の相乗効果で早々に眠くなっていたので
わりと早めにみんなで寝た。
高知はカツオが有名なのでとりあえず釣りはお休みできそうだ。
お休みなさい