不幸の“みつを”
どんだけ力を込めても、全然うんこが出ないなぁ 不幸のみつを
何で犬や猫にまで無視をされるのかなぁ 不幸のみつを
缶をたくさん集めることを生業にしていそうなおじさんに何故か握手を求められるなぁ 不幸のみつを
俺より犬のほうがマシなもの食べてるけど、実際犬の方が俺より使えるし、文句も言えないなぁ 不幸のみつを
スピッツが好きな人にさえ最近殴られるようになったなぁ 不幸のみつを
どんなにひどい怪我をしていても、俺より犬の心配をするんだなぁ 不幸のみつを
あの店員、いつも俺の接客の後にだけアルコールスプレーで手を除菌するなぁ 不幸のみつを
“食べる”という行為でしか、社会の歯車に食い込めなくなったなぁ 不幸のみつを
メガネというものが発明されてなければ、視力の弱い人にはモテたのかなあ...いや、風呂に入ってないし無理か 不幸のみつを
そうやって人の不幸話聞いて自分はマシだと思い込んでなよ一生。舐めたければ舐めればいいさ。他人の不幸の蜜を